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by D

リノベーション賃貸の魅力と探し方

0.リノベーション賃貸ってなーに?

リノベーション賃貸とは、賃貸の住戸がさらに快適なものとなるよう工夫を施された状態のことです。最近流行しているデザインを取り入れている物件が多いのも、リノベーション賃貸の魅力です。今回はそのリノベーションの魅力や物件の見つけ方についてご紹介します。

老朽化したものを新しくするというニュアンス、いわば修復という意味合いで用いられるリフォームという言葉に対して、老朽化問わず、より良くするために用途や機能に工夫を施すという意味でリノベーションという言葉が用いられるようになりました。

また、一般的なリフォームがバスやトイレなど住戸における一空間に用いられるのに対し、リノベーションは住戸の天井裏から床下、壁まで広く全体を指して用いられることが多いです。

公社物件では少しリフォームよりのものもリノベーションという言葉で統一していますね。

 

1.リノベーション賃貸の魅力

リノベーション賃貸の魅力として、第一に挙げられるのはキレイであるという点です。建物自体はそのままの形状を保っていても、リノベーションされた住戸に一歩足を踏み入れると新築物件同様にキレイな物件が多いです。キッチンやトイレ、洗面台等の設備も新しいものが取り入れられており、快適に過ごせます。

また、他の住戸には見られない独創的な間取りが多いという点も挙げられます。単身者向けやファミリー向け、子育て世帯向けなどターゲットを考えて作られている物件も多く、デザイナーズ物件のような洗練された内装であったり、リビングダイニングが広く設けられていたりなど、新しい暮らし方へのアイデアが豊富に詰まっているのが特徴です。

リノベーション賃貸は、単身者や若いファミリー世帯を中心に人気が広まっている物件で、最近では当公社の団地にも積極的に取り入れています。

昔ながらの団地は敷地が広い郊外で環境も整った場所に建てられていることが多いため、リノベーションして若い世代を呼び込むことで地域再活性化に繋がるという点においても注目しています。

 

2.リノベーション賃貸の事例

例えば3DKから2LDKにするなど間取りを変更して一部屋を広く使えるよう工夫された物件が多く見られます。一部屋を広くすることで、子育て世帯の一家団らんや単身者の仕事場を兼ねた空間など多様な世帯のニーズに応えることができます。2つの住戸を1つの住戸へと統合させたタイプのリノベーション賃貸もあります。もともと3LDKだった2つの住戸を1つの3LDKにすれば、一部屋当たりが広くゆったり使える空間となり、子どもをのびのび育てたい子育て世帯や、おのおのの生活を尊重しながら同居を実現させたい3世代家族などに人気です。さらにパーティション等で部屋を細かく区切れば、子どもの成長や家族形態の変化にも対応できます。

また、最近流行しているデザインを取り入れている物件が多いのも、リノベーション賃貸の魅力です。防犯面や収納面でも最新のシステムが取り入れられている物件もあり、快適かつ安心して暮らすことができるという点で好評を得ています。玄関に靴箱としても飾り棚としても使えるオープン棚が設置されていたり、消臭効果のある壁紙が使われていたりといった物件など、こだわりの設備もリノベーションならではと言えます。

段差の解消や手すりの設置、ワイドスイッチなど小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代が暮らしやすい工夫が導入されているリノベーション賃貸も多くあります。

特に団地においては幅広い世代の住人が同じ空間の中で生活しているため、バリアフリーが進められているところもあります。

公社では建替後の団地において、バリアフリーが多くのところで取り入れられております。

 

3.自分にぴったりのリノベーション賃貸を探すには

賃貸物件を紹介しているWebサイトで探すことができます。リノベーション住宅に絞り込める機能を持っているサイトがほとんどですので、絞り込み検索を活用してみてください。

また、当公社の団地でもリノベーションが広く実施されており話題となっているので、リノベーションされた住宅を是非ともご覧ください。

<大阪府住宅供給公社 公社賃貸住宅検索サイト>

https://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/

リノベーション賃貸に長く住むことを考えるのであれば、一般的な賃貸住宅よりも家賃面で割高になるケースが多いので、家族形態や今後の展望について見越した上で探すのが賢明です。

同居する家族がいたり、自宅で仕事をしている、あるいは将来的にその可能性が出てくる場合には、仕事場を兼ねた間取りを考慮に入れる必要があります。

また、子どもが増えるかもしれないことや、性別、成長に応じてどのような工夫が必要かを話し合って決めることもあるかもしれません。親との同居を考えている場合には、バリアフリー設計であるかどうかも検討材料になります。

リノベーション賃貸を掲載しているWebサイトの中には、住戸の内部を写真つきで説明してくれている所もあります。そういった物件であれば、細部までよく分かるので安心できます。最近はパノラマ画像や動画を掲載している住戸も出てきていますので、現地へ行かなくても雰囲気を知ったり、住むイメージが持てることもあります。

リノベーション賃貸を探す際には、一般的な賃貸と同様に周辺環境も重要です。

医療機関や金融機関、商業施設が近くにあるかという点はぜひ考慮に入れておきたいポイントです。その他、教育機関や公園が近くにあるかどうか、通勤通学に必要な駅やバス停が近いかどうかなども見逃せない条件となります。

当公社の団地周辺は駅近、またはバス停近という物件は多く、自然環境を重視されるか、利便性の高い環境を重視されるかで注視すべき内容は変わってきます。物件のキレイさだけではなく、入居後の維持費や生活イメージはしっかりつけた状態で契約できるといいですね。

<初めて公社賃貸住宅を探される方向けのページ>

https://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/beginner.html