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わたしのダンチ・ライフ
by RE EDIT 編集部

北欧風に、ゆるっとヒュッゲにまちを楽しむ場づくり 〜前編〜

団地にまつわるストーリーを、泉北エリアの情報誌をつくる『RE EDIT〈リエディット〉』編集部が、2022年6月より全10回お届けする「わたしのダンチ・ライフ」。

第7回目は、団地歴4年半、ダンチライフはまだまだビギナーの河合(『RE EDIT』ではデザイン・イラスト担当)が、ゆるっとヒュッゲ (注1) を共通言語に、まちを楽しむ場づくりをしている茶山台の地域連携コミュニティー「ちゃやミーツ」について潜入レポートいたします!

「ちゃやミーツ」について詳しくは後編へ

実をいうと、私自身もこの緩やかな渦にぬるっと巻き込まれた一人。気がつけば月1回程度、定期開催するミーティングに毎回参加するメンバーになっていました。びっくり。


初めてミーティングに参加したのは茶山台に引っ越して、少しした頃。ママ友になったばかりの『RE EDIT』編集長から、「近くに北欧風のおしゃれなカフェがあるよ!地域の人たちとおしゃべりしてるからおいでー」と誘われたのがきっかけです。ミーティングとは思わずにお茶する感覚でふらりとお邪魔したのでした。

訪れたのは茶山台の近隣センター内にある「オークカフェ」。
「こんにちはー」と中をのぞくと……
なんということでしょう!!!!
ずっと憧れていた北欧の家具たちやライト、好きすぎるインテリアのオンパレードに、思わず息をのみました。

デンマークのインテリアプロダクトブランド「HAY(ヘイ)」のインテリアでコーディネートされたベンチ付近。

フィンランドの巨匠デザイナー、アルヴァ・アアルトによる「artek(アルテック)」のペンダントライトが吊るされたメインテーブル。(わお。3つも付いてる!1つでもお高いのに!)

壁面にも注目!船のようなまあるい窓になっています。ふんだんに使われた「木(もく)」の素材がミッドセンチュリー (注2) を思わせる温かみのあるデザイン。店内のあちこちに、ただならぬこだわりを感じます。

並木が眺められるゆったりとした窓側の席。こちらの家具も「HAY」のもの。

シルバーの棚がおしゃれなビストロのようなカウンターからは香ばしいコーヒーの香り。「FIKA(フィーカ)」 (注3) したくなりますねー。

入り口付近のパソコンコーナーでも、綺麗にディスプレーされた気になる棚が……

のぞいてみると、やはりありました! デンマーク・美術工芸のパイオニアKay Bojesen(カイ・ボイスン)やフィンランドの陶芸家Lisa  Larson(リサ・ラーソン)の置き物たち。どちらもミッドセンチュリーの時代から北欧で愛され続けているデザインです。

ああ、ここは、北欧の美術館なんでしょうか?
北欧デザインの魅力は、「暮らしに寄り添っている」ということだと思います。日々を過ごす上で、人々が少しでも豊かな気持ちになれるよう、素材や使い心地が綿密にデザインされています。それ故、長く愛され、丈夫なんですね。

そんなデザインに身近に触れることができる「オークカフェ」。
驚いたのは、ここが老人ホーム(グランドオーク百寿)の併設カフェであるということです。
子どもたちやシニアがそうとも知らず、当たり前のように豊かなデザインに触れて日々を過ごしている。それがまたいいですね。
ダンチに囲まれたそんな場所で、「ちゃやミーツ」は開催されています。

なんだか、興奮してめちゃくちゃ脱線してしまったような気もしますが、(誰か、興味ある人いるんかな。ドキドキ)
そんなこんなで、やっぱり後編に続きます。笑

「ちゃやミーツ」について詳しくは
『北欧風に、ゆるっとヒュッゲにまちを楽しむ場づくり〜後編〜』はこちら

【注】
注1) ヒュッゲ
北欧の言葉で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のこと。

注2) ミッドセンチュリー
1940年~1960年代にデザインされた家具・インテリアや建築物をいい、木製の素材にカラフルなファブリックを合わせる。古き良き時代に作られた良質なデザインと品質が印象的。

注3) フィーカ
北欧の言葉で「お茶の時間」の意味。