今回も前回に引き続き、くらしに役立つ「お酢」の活用方法をご紹介します。
目次
洗濯槽の掃除に効果的
【縦型洗濯機】
①洗濯機を高水位で満水にする
②一時停止を押して、水量の10分の1程度のお酢を入れる。
③一時停止を解除して、洗濯機を3分ほどまわす。
④再び一時停止を押し、3~6時間おく。
⑤水の中にカビなどの汚れが浮き上がってきたら、汚れを取り除く。
(お酢のため洗濯槽に素手を入れても手が荒れる心配がなく、安心です。)
⑥一時停止を解除して、洗濯機をまわす。
⑦浮いてきた汚れがあれば、取り除く。
⑧脱水
⑨あらためて、きれいな水で高水位まで給水にする。
⑩すすぎ&脱水
【ドラム式洗濯機】
①洗濯機のドアを開けて、低水位でこぼれない程度に水を入れる。
②お酢を入れて、洗濯機を3分ほどまわす。
③一時停止して、3~6時間おく。
④洗いを終えたら、ドアを開けて、カビなどの浮き上がった汚れを取り除く。
⑤すすぎ&脱水
⑥排水フィルターの汚れを取り除く。
効果のほどはケミカルの洗濯槽洗浄液には勝てませんが、ぜひお試しください。
柔軟剤の代わりにお酢をつかって“ふんわり”
市販の洗剤の多くはアルカリ性です。
このアルカリ性の洗剤の成分が洗濯物に残ることで繊維の弾力性が失われてゴワゴワのもとになります。そこで、このアルカリ性のゴワゴワを中和するのが、お酢の中に含まれる酸性の成分。柔らかくふんわりと仕上げることができます。
洗濯ものにお酢の酸っぱい匂いがつくのではないかと心配になる方もいらっしゃると思いますが、用量を間違えなければ大丈夫です。入れすぎた場合は、お酢の匂いが残ってしまう場合がありますが、用量内であれば匂いは気になりません。
目安は水45ℓに対して、お酢は50㏄です。
柔軟剤を入れるトレイの部分に、通常と同じように酢を入れて、いつもと同じように洗濯するだけ。
ケミカルの柔軟剤の柔軟剤を使い続けると衣類に油の膜ができて吸水性が低下してしましますが、お酢の場合は、吸水性が低下しないという利点もありますよ。
残念ながら、お酢のふんわり効果はケミカルの市販の柔軟剤の柔らかさには勝てませんが…赤ちゃんやアトピーなど肌が敏感な方には“お酢の柔軟剤”おススメです♪
柔軟剤として使用する場合、中性・酸性の合成洗剤と併せて使用するのでは効果がありません。必ず、洗剤のパッケージに「アルカリ性」と記載のある洗剤と併せてお酢を使ってみて下さい。
デニムの色移り・色落ちを防ぐ
デニムなどの衣類の色落ち防止にもお酢が効果的なんです。
バケツなどの容器に水をため、大さじ1杯のお酢&塩を入れて30分~1時間程度つけておくだけで、色落ちしにくくなります。あとは、いつもと同じように洗濯すればOK!
衣類の黄ばみ防止にも効果あり
衣替えで引き出しを開けたら、衣類が黄ばんでいた…なんてことはありませんか?
シーズン終了時、引き出しにしまう前の洗濯時に酢を使用すると黄ばみ防止になります。
すすぎの時に入れるのでも、柔軟剤入れに酢を入れる方法でも、どちらでもOKです。
白いスニーカーの黄ばみも解消!
白いスニーカーをキレイに白く洗い上げるのって、意外と難しい…
しかし、スニーカーの黄ばみはアルカリ性の汚れなので、お酢を使って黄ばみを綺麗にすることができますよ!
まずは中性洗剤&ブラシを使って普段通りに洗い&すすぎましょう。
次にバケツ等の容器に水を入れてスニーカーを浸し、お酢をコップ一杯ほど入れます。そのまま2~3時間ほど時間いてから、水気をきって、あとは風通しのよい日陰で干して乾かすだけです。
よかったら、ぜひ、お試しください。
ホワイトビネガーがオススメ
ポン酢やすし酢などの調味料が含まれるお酢や、リンゴ酢や黒酢などの砂糖が含まれているお酢を使用すると、匂いやべたつきの原因になるので使用は避けましょう。
穀物酢やホワイトビネガーを使用してください。