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by tsujimoto

つくろう家Basicレクチャープランって具体的には何をするの?~密着!初DIYでプロと一緒にペイントにチャレンジ~

公社賃貸住宅スマリオで定期的に入居者を募集している「つくろう家Basicレクチャープラン」。

つくろう家とは、公社賃貸住宅スマリオのDIYブランド。
お住まいいただくお部屋で気兼ねなくDIYを楽しんでもらうために、対象団地では原状回復義務を一部緩和しています(※)。
つくろう家の対象住戸では、壁を塗装しても退去時に元に戻す必要はありません!
思い切って自分だけのお部屋を実現できるんです。

その中で、初めての方でもDIYが出来るように、材料・道具だけでなく、プロによる2日間のレクチャーがついた住戸、それが「つくろう家Basicレクチャープラン」。
今回は、茶山台団地にご夫婦でお引越しされたNさんのレクチャープランの様子をお届けします。
ご自宅で壁のペイントDIYをする方法も分かっちゃいますよ。

300色からたった1つのお気に入りカラーを選ぶ

Nさんご夫婦はDIY初挑戦。
実は、DIYといってもいったい何をするのか、あまり分からずに今回のプランに申し込んでいたそうです。
まずは講師を務める(株)AddWallのスタッフの方から塗料の説明、日程の相談や実際の手順等を打ち合わせします。

使用する塗料は、(株)AddWallが大阪府内で唯一の取扱店舗である『PORTER’S PAINTS (ポーターズペイント)』のもの。

オーストラリア発の高級ペイントで、大理石の粉末やチョークが配合されたもの、貝殻や銅が入ったものなど、様々な調合物の種類があり、色だけでなく調合物によっても色見の雰囲気が少しずつ変わる、味わいのある塗料です。

なんと選べる塗料の色見や種類は全部で300種!
Nさんご夫婦も奥様が「これか…これか…これも良いし…これも…」と5~6種までは絞ったものの、どの風合いも捨てがたく、とても悩まれていて、それを見ていた旦那様がその中から「これにしよ!」と塗る色を決定。
お手伝いで来られていたお母様も「300色もあったら悩みすぎて娘には決められんから、いっそ10色くらいのが良かったかもなぁ」と冗談交じりに話されていました。

和気あいあいと打ち合わせが進み、ついに塗料が決定!
壁は少しグレーがかったラベンダーカラーの「OVER CAST」、襖はグレージュのような「WATTLESEED」。
かわいさも残しつつ落ち着いたお部屋になりそうです。

レクチャー開始、なにごとも基本から      

レクチャー1日目。本日は壁を塗っていきます。
ですがその前に、塗料の開け方やブラシの洗い方をレクチャー。
基本のキの字から教えてくれるので初めてでも安心して始められますね。


塗料はマイナスドライバーでフタのまわりを少しずつ浮かせて開けていきます。
塗料が飛び散らないようにそーっと開けるのがポイント。

塗装のペンキは水性なので、使ったブラシを洗うのも意外と簡単。
流水でブラシについたペンキを洗い流していき、バケツにブラシの毛が浸る高の水を張り、しばらく浸しておくだけ。
ブラシの素材は豚毛なので、塗料が落ちにくければハンドソープやご家庭にあるシャンプーで洗っても良いそうです!

アクセントカラーの壁が彩る部屋へ。ついに実践!


まずはしっかりとマスキングテープで養生をして、塗装開始。
壁の縁を小さなブラシで塗ってぼかしてから、大きなブラシで塗っていきます。


ブラシは水を含むと案外重たくて、壁の上の方を塗るのはひと苦労。
筋肉痛になってしまいそうですが、その分塗り終わった時の達成感はひとしおです。
1度目は色によっては壁面が透けてしまい、ムラのある不安な仕上がりになるのですが、ご安心を。


乾いてから2度塗りすることで、まるで元からその色だったかのように綺麗に色づきます。
1日目は1面のみ先生と一緒に塗り、あとの2部屋はご夫婦だけでチャレンジすることに。

レクチャー2日目、襖をスモーキーカラーに

翌日、お部屋にお邪魔するとしっかり3部屋分のアクセントカラー壁が完成していました!
先生も「初めてとは思えないくらい、すっごい上手です!」とおっしゃる腕前。
均一に綺麗に塗装されていて、私も「お2人だけで塗られたんですか!?」と聞きなおしてしまいました。

この日は襖を両面3枚塗っていきます。
襖は外して床に置き、取っ手とふすま縁をマスキングテープで養生。
壁と同様に縁を小さい刷毛で塗ってから、大きなブラシに持ち替えます。

塗っているとブラシの抜けた毛やほこりなどが付くので、2度塗りする前にそれらを取り除きます。
1度目の塗装が乾いてからでなく、乾く前の方が取りやすいですよ。

「塗るのめっちゃ難しいですよ!全然大変とは思わないし、楽しいですけど」と、話す旦那様。しかし、その手は簡単そうに見える手際の良さでした。

こちらも、もちろん2度塗り。
同じように塗っているのに、2度塗りでこんなにムラ感がなくなるんです。
不思議ですよね。

壁の塗装では高いところが難関でしたが、襖で大変なのは両面あるところ!
3枚を入れ替えたり立てかけたり裏返したりして進めていきます。
広い場所が必要なので、3枚同時の塗装は引越し前だからこそできることかもしれませんね。

それから、塗装で一番時間がかかるのは、実は待ち時間。
1度目が乾いてから2度目を塗らないといけないので、その間はできることがなくなってしまいます。
そんな時に役立つのがヘアドライヤー。

この日も奥様のご家族がお手伝いに来られていて、ヘアドライヤーも2台体制。
「2台あると全然早さが違います!ありがたいですね~」と先生。ぐんぐん乾いていきます。

引越し作業も同時進行で、大忙しのNさん家。
途中から奥様は引越し作業、旦那様は塗装と分担されていました。
「一番気持ちいい瞬間ですね!」と旦那様。塗料が乾いた襖のマスキングテープをはがして無事に完成!

レクチャーの感想を旦那様に伺うと
「一生分くらいDIYやったような気持ちです。配線コードのカバーも同じ色にしたいなと思っていたんですが、しばらくは休憩かな。燃え尽き症候群みたいな感じです」
と達成感のある笑顔で答えてくれました。

先生からは塗料の香りも1晩あれば抜けると聞いて、「明日から住み始めます!」とのこと。
そのきらきらした声色から、新生活への期待が感じられ、私も元気をいただきました。

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