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special
by nakayama

ハッピーハロウィン!“仮装”で“仮想”避難訓練 ~茶山台団地の避難訓練イベントをレポート~

泉北高速鉄道『泉ヶ丘』駅まで徒歩約13分の立地にある、スマリオ茶山台団地。
こちらで昨年に引き続き、2回目となる「かそう」避難訓練が10月28日(土)に行われました。

実はこの「かそう」には「仮装」と「仮想」の2つの意味が込められています。
「子どもたちが楽しんで参加してくれるように仮装しながら避難訓練をしよう」という住民さんのアイデアから生まれた、ハロウィンならではのイベントなんです!

今回は、『茶山台としょかん(注1)』と『茶山台2丁1・2番子ども会』の主催で行われた本イベントの様子をお届けします。

さまざまな衣装に身を包み、仮装を楽しむ子どもたち

イベント開始時刻は朝9時。
ですが、既に10分前には茶山台としょかん前に約30人の子どもたちが集まり、大はしゃぎしていました。

「そのドレスかわいい~」
「フェイスペイントがんばった!」
「30分前に起きたけど間に合った!」
など、あちこちでにぎやかな声が聞こえます。

みんなこの日を楽しみにしていたんですね。

開始時刻になると、水戸黄門様に扮した茶山台団地の自治会長さんが登場。
「みんな~!!整列~!!」と声をかけるも、ハロウインの仮装にはしゃぐ子どもたち、なかなか整列してくれません。

本当に避難訓練できるのか、少し不安になってきたところで、自治会長さんから「今日はテレビの取材が来ていますよ!」の一言。
すると、「えっ!?テレビテレビ!?」とようやくみんな集まってきました。

子どもたちには水戸黄門様の印籠よりテレビの方が効果があったようですね。

リーダー発表!ようやく避難訓練スタート

テレビ効果で集まってきた子どもたちは、事前に決められた4チームに分かれて整列。
そこで、それぞれのチームのリーダーが発表されました。

子どもたちを引率するリーダーは団地の大人の方々・・・と思っていたら、なんと、うち1チームのリーダーは中学生のお兄さんとお姉さんが2人で務めます!

落ち着いて「並んで~!」と声をかける姿はしっかりとしていて頼もしく、こうやって成長していくのだなぁと感慨深い気持ちです。

中学生のお兄さんお姉さんに見守られて、幼い子どもたちもどこか照れくさそうです。

記念撮影のあと、いよいよ1チームずつ順番に避難訓練のスタートです!

ハロウインを楽しみながら団地の避難経路を再確認!

チームによって団地内を巡るルートは違いますが、こちらのチームがまず向かうのは『DIYのいえ(注2)』。

『DIYのいえ』とは茶山台団地にあるDIYの作業場所や道具が借りられる工房です。
最近では、DIYサポーターズとして、定年を迎えた団地住民さんが活動もしています。

「DIYのいえの行き方分かる?」
「分かるわー!当たり前やんー!」
子どもたちが元気に答える様子に、『DIYのいえ』が団地住民さんに親しまれていることが伝わってきます。

「トリック オア トリート!!!」
『DIYのいえ』に子どもたちの元気な声が響きます。

合言葉と引き換えにお菓子を受け取って、子どもたちは大満足。
迎えたDIYサポーターズの皆さんもとても嬉しそうです。

続いて向かうのは、団地にお住まいの高齢者の方のお宅。
ここでも迎えてくれたおばあちゃんに「トリック オア トリート!」と言ってお菓子をもらいます。


実はこちら、避難誘導対象者として事前に自治会とお約束している高齢者のお宅なんです。
これも住民さんのアイデアで、避難経路だけでなく、高齢者のお宅も訪問することで、子どもたちと高齢者のコミュニケーションや有事の際の連携を良くしようという工夫です。

自宅の戸締りをして、みんなで一緒に避難開始です!

避難場所となっている『しまうま公園』は、茶山台団地に隣接していますが、坂道や長い階段を超えた先にあります。
子どもの足では一瞬の距離でも、高齢者にとっては大変かもしれません。

でも今日は避難訓練。
長い階段では、「ゆっくり上って~」など互いに声をかけあいながら、一緒に仲良く歩いて避難です。

子どもたちも、はしゃぎながらもしっかり避難誘導に協力していて、このイベントの意味をみんなが理解していることを実感しました。
各チーム、避難訓練を楽しみながら、順にしまうま公園に集合です!

しまうま公園で防災用品にご対面      

しまうま公園では、子ども会と自治会の方々や公社の職員が、防災用品を広げて待っていました。

子どもたちに、普段は目にしない防災用品を知ってもらうのも、このイベントの目的の1つ。
見たことがあるだけでも、いざという時慌てずに済むはずです。

「メンテナンスや動作確認のためにも、年に1回でもこうやって使ってみるのも大切なんです」と自治会の方も説明します。

初めて見る防災用品に、子どもたちも興味津々。
簡易ソーラーパネルの紹介では、スマホ4台分のバッテリーを充電できると聞いて「おお~!」と歓声が上がりました。

布製担架の紹介の場面では、実際に使ってみることに。
「けが人が出た時に、これで運びます。誰かけが人やってくれる人~!」
「はいー!!」
元気な返事とともに、けが人役を引き受けてくれた男の子。
布製担架の使い方の説明どおり、子どもたちが協力してけが人役を運ぼうとしますが、残念ながら重くてなかなかうまくいきません。

その後、大人チームが挑戦です。
こちらはうまく持ち上がり、無事に手本を示すことができました。

子どもたちには難しそうでしたが、使い方を知っているだけでも、いざという時に役に立つはずですね。

最後はお楽しみ、カップラーメン試食会

防災用品の説明のそばでは、大人たちが非常用発電機で、お湯を沸かしていました。
避難訓練をがんばった子どもたちへのご褒美も兼ねた、非常食としてのカップラーメン試食会の準備です。

参加賞として一人1つ、カップラーメンが配られます。
「じゃあ、みんな並んで、一つ好きなカップラーメンもらってー!」
「やったー!」「どれにしよー?」
自治会長さんのかけ声に、待ってましたとばかりに子どもたちがカップラーメンの前に集合します。

公社からも参加者にアルファ米をプレゼント。非常食としてお持ち帰りいただきました。


避難訓練が終了したのは、お昼ご飯には少し早い10時半でしたが、団地内を歩き回って疲れたのか、みんなカップラーメンをおいしそうにほおばっていました。

外で食べるカップラーメンはまた格別なのでしょうね。

集まった高齢者の皆さんも、子どもたちと一緒に行う避難訓練が毎年楽しみだとおっしゃっていました。
中にはハロウィンにちなんで、かぼちゃの装飾を手作りされている方も。

世代に関わらずイベントを楽しむ皆さんのわくわく感が伝わってきました。

楽しみながら防災を学べるこのイベント。

子どもたちも高齢者の方々を思いやりながら、一緒に避難している姿に、日ごろから培われた団地住民同士の絆やつながりの深さを感じました。

1)「茶山台としょかん」
茶山台団地内で使われていなかった19棟集会所で始まった、本を介したコミュニティースペース。
団地住民はもちろん、誰もが自由に参加できる。平日の午前中は近隣マダムの憩いの場で、午後は小学生が宿題をしたり、土曜日の午前中は未就学児連れの親子が遊びに来たりと、時間帯によってバラエティーに富んだ表情をみせる。
「0縁(ゼロエン)マーケット」や「オトナカイギ」など、さまざまな名企画が生まれた場でもある。
開館:水の13:00~17:00、金・土の10:00~17:00(12:00~13:00は閉館)
※開館状況など詳しくは インスタグラムでご確認ください

2)「DIYのいえ」
スタッフの技術サポートのもと、初⼼者でも気軽に相談しながらDIYを始めることができるワークスペース。 団地住⺠だけでなく、周辺にお住まいの⽅や⼊居検討中の⽅も利⽤可能な⼯房兼コミュニティスペースです。
開館:土・日10:00~17:00
※営業状況など詳しくは インスタグラムでご確認ください