1,234 views 25/04/18
people
by Futaba

団地リノベ暮らし夫婦「カンタとマユコ」に聞く、暮らしの楽しみ方 後編

夫婦二人、団地リノベに暮らす様子をInstagramで配信する「カンタとマユコ」(@knt_myk)さんこと、臼井さんご夫婦。

前回は団地リノベに出会ったきっかけや団地に住んでみた感想などをお伺いしました。
後編では、お二人の日常生活にも迫ります。

日々を楽しむ、とっておきの過ごし方

お部屋でのびのびと過ごしたり、ご友人を招いてごはん会をしたり、お出かけの様子を紹介したり…。Instagramでは、笑顔があふれる温かな暮らしの様子を発信されています。

「夜は晩酌しています。ほぼ毎日(笑)」と笑顔のマユコさん。キッチンに備え付けられた棚には、かわいらしいデザインのジントニックの瓶が並んでいました。夫婦の絆を深める穏やかな晩酌タイム、とても素敵ですね。


写真や動画撮影もお二人のルーティンのひとつ。「部屋が広くて雰囲気もあるから、つい撮りたくなるのかな」とカンタさん。マユコさんも「うん、特に日中天気の良い日はそうだよね」と納得。団地は日当たりが良くとても良い光が入ってくるそうで、撮影もしやすそうですね。

お二人とも休日は不規則ですが、休みが合った日はお出かけすることが多いとのこと。近場にはお気に入りの映画館があり、平日の人が少ない時間帯によく足を運ぶそうです。「映画館の会員カードを作って楽しんでいます(笑)」とマユコさん。
「家から歩いて行けるところにキャンプ場があるのは新鮮でした」とはカンタさん。近くの大蓮公園でご友人にキャンプ用品を持ってきてもらってデイキャンプを楽しみ、夜は家に戻ってご友人もそのままお泊まりしたという楽しいエピソードも。

日々の暮らしを彩るお部屋づくり

それぞれのお気に入りのスペースについてもお伺いしました。

「ふたりでいる時は、サンルームのスペースが好きです。過ごしやすくて、ゆっくりできます」とマユコさん。サンルームにはカーペットが敷かれていて、光が入ってくるお昼間はとても気持ちが良いのだとか。また、ひとりの時は大きな鏡が置いてある部屋でダンスの振付を考えることも多いそうです。
カンタさんは、自分時間を過ごすときもサンルームで作業をしたりのんびり過ごしたり。お二人とも、思い思いに約100㎡のリノベ団地暮らしを満喫されているようです。


引っ越してきてから飼い始めたというキンカチョウの「ブギ」と「ウギ」。インタビュー中にも、2羽の可愛らしい鳴き声が聞こえてきていました。マユコさんの実家ではインコを飼われていたそうで、今回二人暮らしを機に新しくキンカチョウをお迎えされたとのこと。

キンカチョウのケージを置いてある棚はカンタさん作。「板をつなげて、簡単に作りました」というナチュラルな木製の棚はお部屋の雰囲気にぴったりでした。
ケージの周りには水浴びをするためのプールなど、キンカチョウのための用具が。キンカチョウたちがお二人に愛されていることを感じられる、とても癒される空間でした。


インテリアのお気に入りは?という質問に、マユコさんはリビングの中央に飾られている絵を挙げてくれました。結婚祝いに、部屋に似合うと思うといただいたものだそうです。
カンタさんのお気に入りは、前撮りの依頼を受けたお客さんからいただいたレゴブロックの人形。なんとお二人がモデルになっているというもので、髪型までそっくり。カンタさんはカメラを持っていて、マユコさんは心の中に鳥の人形が入っているという、ユニークなプレゼントでした。

どちらも思い出の詰まった、素敵なインテリアですね。


空間づくりの参考にしたいほど、様々なアイテムがまるでお店のディスプレイのように飾られていているお部屋。「備え付けの棚がやっぱり良い感じなので(笑)、置いてみるとそれっぽくなってくれますね」とカンタさん。「ついついたくさん物を置きたくなるけど、あまりゴチャッとしないようには気を付けています」。

団地暮らしの醍醐味、ご近所さんとの交流


マンションやアパートよりもご近所さんとの交流があるのも団地の魅力の一つです。

「去年は自治会の班長になりました。ご近所のニコイチに住む方も班長だったので、月に1回集会所に集まっている中でよくお話をするようになりました」とカンタさん。Instagramでお部屋の様子を発信していると聞いてチェックしてみるとニコイチの中でも同じタイプだったことが判明。部屋の使い方や雰囲気の違いに驚き、夫婦して盛り上がったそうですよ。

ちなみにカンタさんが主に担当していたのは、共益費の回収や共益費の提出、回覧板を回すことなど。あまりなじみのない仕事だと思いますが、「ご近所さんとのやり取りも楽しくて、良い経験でした」と前向きです。

近くに住む人と話すことで新しい発見が生まれたり、今までとは違った経験ができたり。日頃の挨拶だけでなく、こういった交流があるのも団地暮らしの醍醐味のひとつですね。

団地暮らしを検討している方へ

最後に、団地暮らしを検討されている方に向けてメッセージをいただきました。

「リノベ団地は綺麗でリーズナブルで、最初から部屋として完成されているのもありがたいところ。めっちゃオススメです。インテリアも合わせやすいですよ。部屋の両側に大きな窓があるので日当たりも良く、遮るものもないので風通しも良いし」と話すカンタさんに、「全部良いですね(笑)」と笑顔で付け加えるマユコさん。

ただ、団地ならではの大変な部分もやはりあるそうで…。

「階段を5階分上がるのが結構しんどいっていう。ネガティブなコメントを言うとすれば、そこだけですね(笑)」。エレベーターが無い団地は階段での上り下りが必要で、それが結構大変だということは住んでみないと実感できない貴重な意見ですね。


こだわりが詰まったインテリアや日々を楽しく過ごそうというお二人自身の気持ちで幸せいっぱいに彩られたカンタさんとマユコさんのお部屋。これから団地暮らしを検討する方にとって、お二人の暮らしはきっと参考になるはずです。

前回同様、記事に掲載した写真のほとんどはカンタさんが普段の団地暮らしの様子を撮影したものです。前編も素敵な写真をたくさん掲載していますので、まだ見ていない方はぜひチェックしてみてください!

▼前編の記事はこちら