北大阪急行・大阪モノレール「千里中央」駅から徒歩約13分、少し小高い場所にある「OPH千里西町緑地」。
周辺には緑が広がる閑静な住宅街に佇むマンションタイプの賃貸住宅です。
公社では各賃貸住宅において、様々なイベントを通じてコミュニティ活性化(=入居者間のきずなづくり)のきっかけづくりをする「きずなづくり応援プロジェクト」を2015年度から実施しており、本プロジェクトのきっかけが功を奏して今回「介護予防」をテーマにした取り組みが開催されました。
その様子をご紹介します。
目次
健康で「すこやか」な毎日のために
近頃、新型コロナウイルス感染症予防のために外出を控えることが多くなっていることから、「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響が危惧されています。
不活発な生活が続くと、特に高齢者が気をつけなければならないのが『フレイル』です。
フレイルとは、“虚弱”を意味し、加齢と共に起こる心とからだの機能低下(意欲、認知機能、食欲、活動量、筋力)を表す言葉で要介護状態の一歩手前の状態を指しています。
要介護状態の一歩手前と聞くと深刻なように思いますが、、、
適切な取り組みによって、フレイルは予防することができ、健康な状態に回復することが可能です。
フレイルを予防するための3つのポイント(社会参加、運動、食事(栄養))のうち、運動を推進する取り組みとして今回「とよなかパワーアップ体操」の体験会が住宅内集会所で開催されました。
とよなかパワーアップ体操は豊中市が考案した、いつまでも元気で過ごしていただけるよう主に年齢とともに落ちてくる足の筋肉を鍛えることを目的とした介護予防体操です。
豊中市千里地域包括支援センターの方々が普及に努めておられ、支援員の方の説明に皆さん熱心に耳を傾けておられます。
椅子に座った状態で準備体操から始まり、「1,2,3,4~」という掛け声に合わせて元気に体を動かします。
実際に参加してみると、なかなかいい運動になり、無理のない範囲で行うことができるのがいいなと感じました。参加者の方に「参加してみてどうでしたか?」とお聞きすると、「体が少し軽くなったような気がします!」と笑顔で答えてくださいました。
とよなかパワーアップ体操は週に1回行うことで筋力の現状維持に繋がり、週に2回以上行うことで筋力アップに繋がるそうです。
健康維持のためには継続的に行い続けることが重要だと支援員さんも仰ってます。
健康寿命の延伸を目指して
今回、体験会を主催してくださった地域包括支援センターの支援員さんは、こういった体操を通してご近所で気心の知れた仲間と気軽に介護予防ができる場所がたくさんできることを目指して、体操をする自主グループを支援していきたいと語ってくださいました。
公社としても団地内コミュニティ活性化に向け、入居者の皆さまが健康で、すこやかな生活を送っていただく一助となるよう今後もこうした取り組みを進めてまいります。
とよなかパワーアップ体操について ※豊中市ホームページ
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kenko/kaigo_hukushi/kaigoyobou/toyonakapowerup.html
公社のきずなづくり応援プロジェクトについて