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by D

団地とマンションの違いは? メリット・デメリットをご紹介

団地、マンション、アパートの違いは

団地、マンション、アパート。
それぞれ名前はよく聞くけど、何がどう違うの?
なんとなくのイメージはできるけど、よく分からない、という方が多いと思います。

実は、それぞれの呼称について、法的に明確な定義はありませんが、一般的には以下のように区分されることが多いです。

1.団地は同じ敷地内に複数の棟が建てられている共同住宅

団地とは、「一団の土地」という意味で、住宅団地や工業団地などがありますが、ここでは狭義の意味で使われている住宅団地について解説します。

国土交通省のウェブサイトによると、住宅団地とは、
「一体的に利用される土地及び当該土地に存する数棟の居住の用に供する建物」
と記されてあります。

少し難しい言葉で書かれていますが、要するに複数の棟が建てられている共同住宅のことです。

1950~1970年代の高度経済成長期に、日本住宅公団(現在のUR都市再生機構)や住宅供給公社、各地方公共団体によって開発されたもので、同一の敷地内に複数棟の住宅が建っているものを団地としてイメージされる方が多いと思います。

これらの団地は、戦後の都市部への人口集中に伴う住宅不足に対応するために、郊外のニュータウンに建てられたものが数多くあります。

また、団地はある一定の時期にたくさんの同年代の方が入居されたことにより、人口ピラミッドに偏りが生じて、高齢化が急速に進んでいることから、「日本の未来の縮図」とも言われ、社会問題化してます。

このことから、各自治体、団体によって様々な対策が進められており、最近はリノベーションや建替えなどによって更新が進み、若い世代の入居が増えつつある団地もあります。

 

 

2. マンションは鉄筋コンクリート造で建てられた3階建て以上の共同住宅

一般的には、マンションは鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられた3階建て以上の共同住宅を指します。

ということ、団地は鉄筋コンクリートで建てられているので、団地もマンションと定義してもいいかもしれません。

住宅情報サイトで家を探すときに、建物の種別が表示されていますが、「団地」という種別はありません。
前述のとおり、団地は鉄筋コンクリートで建てられているので、住宅情報サイトでは「マンション」に区分されています。

 

3.アパートは木造などで建てられた2階建て以下の共同住宅

アパートは、マンションよりも小規模で、2階建て以下で木造や軽量鉄骨造で建てられた共同住宅を指します。

 

最後に、皆さんの住宅選びに役立てていただくため、住まいとしてのメリット・デメリットをご紹介します。

団地のメリット

・築年数が経過した団地は比較的家賃が安い
・敷地が広くゆったりとしている
・一人暮らし用のマンション等と比べて住戸面積が広い
・最近はリノベーション物件も多い
・開口部が多く、通気性に優れている

団地のデメリット

・築年数が経過したものが多い
・オートロック設備やエレベーターがない
・団地コミュニティへの参加を求められる場合がある

 

マンションのメリット

・オートロックなどの防犯設備が整っている
・エレベーターがある

マンションのデメリット

・構造や設備が優れているものはそれなりに家賃も高い

 

アパートのメリット

・マンションよりも家賃が安いものが多い
・鉄筋コンクリート造と比べて通気性がよく結露しにくい

 

アパートのデメリット

・木造の場合は耐震性や耐火性・遮音性が低い

 

大阪府住宅供給公社が提供するスマリオ(公社賃貸住宅)は、団地タイプからマンションタイプまで様々なバリエーションをご用意しています。

 

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