公的機関である大阪府住宅供給公社(以下、公社)では昨年から建築系の学科を専攻している学生を対象に”事業参画型インターンシップ”を実施しています。
今回は、学生時代に一度もインターンシップに参加したことがない広報担当が、公社のインターンシップに潜入してきました!
目次
そもそもインターンシップって・・・?
インターンシップとは、学生が就業前に企業などで「就業体験」をすることです。
「業界研究に役立つ」、「社員と触れ合える」、「入社してからの仕事のイメージがつきやすい」、「志望動機の裏付けになる」など多くのメリットがあります。
実際にインターンシップに参加する生徒数は増加傾向にあり、2014年度710,228人から2017年度780,192人と3年間で約7万人も増加しています。(文部科学省HPから引用)
「団地再生」×「リノベーション」事業参画型インターンシップ(2日間)
へぇ~インターンシップが今流行っているのか…と感心しつつ、いざ参加!
今回のインターンシップのテーマは「団地再生」×「リノベーション」。
公社が運営する賃貸住宅では、既存の間取りから新たな設備等を備えた間取りへと改修する「リノベーション」に力を入れています。
この事業参画型インターンシップは、2日間という限られた時間の中でリノベーションのプランをグループで1つ考えよう!という内容です。
まずは、座学です。公社事業の紹介や今回のインターンシップのスケジュール等の説明がありました。この時点では、まだ皆さん緊張して硬い様子が見受けられます。
百聞は一見に如かず!いざ住戸視察へ
そして、座学もほどほどに、早速、今回の題材となる千里山田西団地(吹田市)の住戸視察へ。
千里山田西団地の住戸では、既存の間取り3DKから2LDKへとリノベーションを実施してします!
キッチンや浴室などの水回りの改修等に加え、入居時に「選べる壁紙」としてリビングの壁1面を自分好みに変更できることが人気のリノベーション住戸です。
この千里山田西団地の既存の3DKの住戸と、リノベーションした2LDKの住戸を見学。
「リノベーションするとこんなに雰囲気が変わるんだ!」と驚く学生も。
団地で見たことや感じたことをグループで共有
帰社後は実際の住戸や周辺環境を見て感じたことをグループで話し合い、リノベーションの住戸コンセプトを考えていきます。
「周りに緑が多かった」「風通りが良かったからこれを活かしたい」「収納が多すぎるかも…」などなど、様々な視点で議論。1時間ほど見ただけなのに、着眼点が鋭いです…!
1日目は各グループで住戸コンセプトを決定して終了。お疲れ様です!
プランニング ~ 完成プラン発表
2日目は、決定したコンセプトのもと、図面を広げ、実際にプランニングしていきます。1日目は表情が硬かった学生の方々も、「ここは家事の導線をしっかり確保しないと!」「もっと子供にやさしい造りにしないとな~」など、グループメンバーと打ち解けて、議論に花が咲いていました!
そして、最後は完成したプラン発表会!「ライフスタイルの変化に対応した可変的プラン」や「大学生同士がルームシェアするプラン」など、どれもバラエティに富んだプランが発表され、公社職員一同に感心です。「このアイデアは公社でも採用した方がええんちゃうか」という声も…!?
インターンシップに潜入してみて
2日間のインターンシップはあっという間に終わり、非常に内容の濃い時間となりました!
ご参加いただいた学生の方々も「公社の仕事をより深く知ることができた」「職員の方や職場の雰囲気がよくわかった」など、実際に体験してみないとわからないことを感じ取ってくれたようです。
私も学生さんと就職に対する思いや不安など色々お話しさせていただき、「自分もしっかりしないと!」と改めて気合が入りました。
今後、就職活動予定のみなさんも色々な企業のインターンシップに足を運んでみてください!
(ぜひ公社のインターンシップにもご参加ください!!!)
■団地情報
千里山田西団地(大阪府吹田市山田西1丁23番)
総戸数300を超える大きな物件。2016年7月にデザイン性のある外装にリニューアル。リノベーション住戸が多数あり、リノベーション住戸にはリビング1面の壁紙が選べるタイプもあります。周辺には幼稚園や小学校もあり、子育て環境にも適しています。