団地で心地よく暮らす工夫など、お住まいの方の「スマリオの暮らしごこち」をご紹介。
今回は、スマリオ 茨木郡山団地に住まわれて9年になるMさんのお宅にお邪魔してきました。
目次
団地暮らし、住めば都で住み心地よし!
9年前、結婚を機にスマリオの団地に引っ越してきたMさん。
小学生・保育園児・赤ちゃんのいる5人家族です。
それでは早速、団地の住み心地を伺っていきましょう。
― スマリオの団地を選ばれた理由を教えてください。
「新婚当初は、親の住まいに近い場所で家賃が安ければと思って。とりあえずのつもりで引っ越してきました。それがこんなに長く住むことになるとは思ってもいませんでしたね」
― 茨木郡山団地での暮らし、住み心地はいかがですか?
「住めば都で、住み心地はいいです。住み心地がいいからか、周りのお部屋の方々も長く住まわれているように感じています。小学校は道を隔てて直ぐですし、保育園も隣なので近すぎるくらい。通学・通園が全部近いですし、見たことある顔の方がほとんどなので、この環境は安心なんです」
― お部屋の気に入りポイントはありますか?
「この団地は高台にあるので、日当たりが良く、見晴らしも良くて、気持ちがいいですね」とMさん。
ベランダのハンモックは、旦那さまのお気に入りの場所。
夜風に吹かれながら、旦那さまはハンモックで気持ちよさそうにくつろいでいるんだとか。
― スマリオからの引っ越し、考えたりしますか?
「子どもの成長と共に手狭になってくると思うので、その時は引っ越しを考えるタイミングかなと思うことはあります。でも、引っ越しするとしても、この住環境が気に入っているので、この場所から離れることは考えていないです。この団地にもニコイチ(注1)があったらいいですね」
― 団地暮らしの人付き合いで心掛けていることなど、ありますか?
「団地で会った住民さんに挨拶することを心掛けています。『気を付けて』『行ってらっしゃい』『おかえり』といったような一言二言です。立ち止まって話すほどではなく、歩きながらちょっと会話する程度なので、気を遣って大変ということもありません」
― 周囲の生活音が気になるといったことはないですか?
「玄関の音がして、誰か家族が帰宅したのかと思ったら、お隣さんの玄関だったというくらい、生活音はしますね(笑)。だけど、共同住宅なので生活音がするのはお互い様だと思っています。とくに音が気になることもないです」
団地のデメリットは、古い水回りがストレスになること
「全体的に団地暮らしに満足していますが、あえて言うならば、デメリットは階段と水回りの古さですね」とMさん。
お住まいの部屋は、室内に洗濯機置き場がないタイプですが、とても上手に洗濯機を設置されています。
‥ちょっと洗濯機の位置が高いような?
「排水が逆流しないように、この高さが必要なんです」とMさん。
排水をお風呂場に流すため、コンクリートブロックで高さ調整しているそう。
洗濯機の水は洗面台から引いて、電源は洗面台にあるコンセント差込口を使用。
洗濯機の使用中は、洗濯機のホースや電気コードが、トイレに行くのにちょっと妨げになるんだとか。
「水回りの中でも、特に浴室は最悪です。経年で壁のペンキは膨れて破れて剥がれてくるし、カビは根強いしで苦戦しています。浴室が団地暮らしの一番のストレスになっていますね」とMさん。
はい、この浴室の壁がペンキで剥がれてくるというデメリット、古い部屋タイプの団地あるある。団地の残念なデメリットです。
最近のスマリオの募集しているお部屋は、水回りも改善傾向にあり、洗濯機用の水栓が付いたりしています。水回りの仕様はお部屋により異なってくるので、お部屋探しの方は内覧時に確認してみてください。
快適な寝室づくりもDIYで
部屋の幅にぴったりと、ベッドがシンデレラフィットの寝室。
セミダブルのベッドとシングルのベッドを組み合わせています。
とても日当たりが良く、気持ちのよさそうな寝室に見えるのですが…ここでも団地暮らしのお悩みが。
「窓側の壁面の結露が酷いので、それが大変です」とMさん。
「よし、やるゾ!」と気合を入れ、大きくて重たいベットを動かして、結露を拭かれているそう。
結露も団地あるあるデメリットですね。
寝室にある壁掛けのテレビスタンドもDIYで。
家族でたまに、寝る前に夜更かしして、ベットでくつろぎながらテレビ鑑賞を楽しまれているそう。
ベッドがシンデレラフィットしているからこそ、寝室でテレビを楽しむにはDIYがマストですね。
余すことなく空間を生かされているのに、すっきりとした寝室が印象的でした。
団地の押入れをテレビ台にDIY
できるだけリビングを広く使えるようにと考えて、押入れをテレビ台にDIY。
「押入れをDIYするのは、収納が少なくなるので躊躇することもあると思うんですけど、そこは思いきってDIYすると楽しいです!」と笑顔のMさん。
カーテンレールに使用しているのは、園芸用に使用していた支柱を引っこ抜いたもの。
園芸用の支柱はビニールテープで接合して、長さを補っています。
カーテン布も家にあったIKEAのブランケットで賄い、丈は折って調整。
「Instagramでいいのを見つけると、今すぐDIYしたくなります。DIYに必要な材料を買いに行くより、今すぐDIYしたいという思いが先立つので、家にあるものですぐに取り掛かります」とMさん。
思い立ったらすぐ行動!ですね。
壁面には100円均一の貼って剥がせるタイプのリメイクシートを使用。貼ったのは約9年前だそうですが、耐久性の良さに驚きです。
テレビ奥にも棚をDIYして、お気に入りのものをレイアウト。
棚の木材は、ベッドのヘッド部分を取り外した、再利用だそう。
環境に優しい、余すことなく上手く不要になったものを生かしたDIYですね。
子どもの自主性をうながす、お部屋づくり
テレビ台の下は、子どものおもちゃ収納。
幼稚園に通う娘さんが自ら考えて、おもちゃを飾りつつ、お片づけ。
おもちゃや洋服などの子ども用品は、自主性が育つように、子ども目線で考えた配置を心掛けているのだとか。いいアイデアですね。
そして、奥さまの狙い通り、お子さまたちは自分たちで洋服を取り出したり、お片づけしているそう。
茨木郡山団地Mさんご家族の「スマリオの暮らしごこち」、後編では、さらにDIYについてご紹介します。
▼ 後編はこちら
【注】
1)ニコイチ
上下・左右に、団地の2戸を1戸としてリノベーションした部屋タイプ。
2015~2022年度に毎年テーマが異なるさまざまなプランのニコイチのお部屋を展開。
2017年にはグッドデザイン賞も受賞。
ニコイチのある団地:茶山台団地・茶山台B団地(堺市南区)、香里三井団地・香里三井B団地・香里三井C団地(寝屋川市)。