ここはスマリオの茶山台団地(堺市南区)。
南海泉北線「泉ケ丘」駅から徒歩約10分の場所にあるこの団地では、2015年より、リーディングプロジェクト団地として、公社と地域にお住まいの方や各団体が協力して、様々な取り組みにチャレンジしています。
こんにちは。新卒2年目の茶山台ビギナー、コマチです。
今回、茶山台団地での取り組みを皆様へお伝えすべく、同団地の再生事業に携わる職員Tさんと団地をぐるっと巡りながら、実態を調査してきました!
このレポートを読めば、“団地”のイメージが変わるかも…!
再生が始まって10年目を迎えた茶山台団地の“今”をお届けします!
目次
茶山台団地って広い!
2025年2月22日(土)の朝、団地の入口に集合したコマチとTさん。
ずらっと団地が並び、自分がどこにいるのかわからなくなりそう…。
Tさん「棟の壁面には棟番号が書いているので、それを目印にするとわかりやすいですよ!」
茶山台団地では、大蓮公園に面した住棟のサインがリニューアルされています。一目で茶山台団地であることがわかるシンプルなデザインが素敵ですね。
Tさん「団地内には各所に案内板も設置されていますよ。最近リニューアルされて、団地の全貌や現在地がわかりやすくなったんです。」
茶山台団地は住棟が29棟もある大規模団地なので、自分のいる場所や各住棟の位置を一気に見ることができると、とても助かりますね!
カラーもポップで見やすいです。
他にも、団地内には看板がたくさん。
住民さんお手製のものもあるんだとか。
いろいろ看板があって迷わなくて済みそうです。
棟番号や案内板などを頼りにいざ茶山台団地ツアーへ!!
「7棟集会所」がフルリノベーション!
こちらの集会所、フルリノベーションが施され、なんと取材翌日(2025年2月23日(日))にオープン!
特別にオープン前に中に入らせていただきました。
茶山台団地には3ヵ所の集会所があり、それぞれ使われ方が異なります。
「茶山台としょかん」として活用されている19棟集会所と、主に自治会活動で使用されている24棟集会所。
そして今回、活用されていなかったもう1つの集会所、7棟集会所にスポットライトが当たり、フルリノベーションされることとなりました。
Tさん「他の集会所は子どもをメインターゲットとして活用されていますが、この集会所は、働き世代の方たちを含めた多世代向けの拠点(サードプレイス)として生まれ変わったんですよ。」
オープン後は、早速にぎわいをみせているそうで、Tさんに様子を伺いました。
Tさん「曜日によって、様々な出展者さんが提供する自家製酵母のドーナツ・スコーンや、米粉のおやつ、グルテンフリーの米粉パンが食べられます。
また、夜には住民さんがたこ焼きをふるまっていて、中学生や高齢者、働き世代といった多様な世代が集まっていますよ!」
ピカピカに生まれ変わった7棟集会所。
多世代の人が集まり、緩やかなコミュニティが育まれることが楽しみです♪
モノづくり・ワークショップは「DIYのいえ」におまかせ!
次に伺ったのは、16棟にある「DIYのいえ」。
DIYのいえは、シニア男性が活躍できる場として誕生した、多世代交流を目的としたDIY工房です。
着いたのは朝10時頃でしたが、入る前からトントンガガガ…と音が聞こえてきました。
集合住宅の中に工房があるって驚きですよね。
この工房は、現在は使われていない16棟にあるため、音を気にせずDIYに励めます。
こちらの住民さんは、ワークショップに出品するペン立てを制作中。
このペン立て、全て端材を使って作っているそうです。
ハサミを差し込めるようになっていて、使い勝手がよさそう♪
金具が差し色になっていて、おしゃれですね。
「端材を見ていると、創作のアイデアが湧いてくるのよ」と住民さん。
団地内で思う存分モノづくりができる場所があると、趣味の幅が広がりますね。
ペンを立てる部分の穴開けは、男性スタッフさんのお仕事。
「意外とこの穴開けが難しいねんな~」とスタッフさん。
どなたもイキイキした表情で作業されている様子が印象的でした。
写真撮影のために集まっていただくと、とっても素敵な笑顔♪
スタッフさんの仲の良さが伝わってきます。
イキイキと働いているみなさまからたくさんの元気をもらい、緊張が解れたコマチ。
ありがとうございました!
2階にはレンタルスペースがあり、ワークショップ等を開くことができます。
「ピンクの部屋」と「ブルーの部屋」があってどちらもおしゃれな“映え”空間…!
こちらのお部屋は無料で借りることができ、地域の皆様にお使いいただけます。
詳細はDIYのいえホームページよりご確認ください。
DIYのいえINFO
場所:堺市南区茶山台2丁1番 16棟101号室~104号室
営業日:毎週土・日曜日 10時~17時 ※営業日はInstagramなどでご確認ください
野菜・果物たくさん!「ちゃやマルシェ」
次に伺ったのは、毎週土曜日午前中に、19棟集会所(茶山台としょかん)前で野菜・果物の販売を行っている「ちゃやマルシェ」。
駅前のスーパーまで、徒歩で約10分ほどかかるため、自宅のすぐそばで食材を買えるのは助かりますね。
商品は地元の青果市場から直送!
「えびすの青果」戎野さんが新鮮な品物を持ってきてくださいます。
商品を並べ、準備している間に、多くの方が集まってきました。
茶山台団地にお住まいの方はもちろん、近隣の方も買いに来られるそうです。
商品の中にはパクチーも。
パクチー初心者の私が興味を持って見ていると、
「いっぺん買ってみないとね、どうだかわからないもんね。」と初めてパクチーを購入される利用者さん。
普段は買わない食材も、こういうところで見かけると買ってみようかな?という気になりますよね。
ちゃっかり私も購入。
(後日フォーを作りいただきましたが…うーん、お子様舌な私にはまだ早かったようです。)
廃棄になるバナナを無料で持ち帰ることもできました。
1ついただきましたが、甘くておいしかったです。
食品ロスの削減に繋がっていて、SDGsの達成に貢献する素敵な取り組みですね!
寒い日も暑い日も、毎週新鮮な野菜や果物を届けてくださる戎野さん。
取材にご協力いただき、ありがとうございました!
ちゃやマルシェINFO
場所:堺市南区茶山台2丁1番 19棟集会所前
営業日:毎週土曜日10~12時(最近は10時30分ごろより開始とのことです)
市⺠ボランティア団体とコラボ!「レモン畑」
次の場所へ向かう前に「レモン畑」へ寄り道。
このレモン畑は、泉北ニュータウンまちびらき50周年事業の⼀環として、レモンを泉北エリアの特産品にしようと奮闘されている市⺠ボランティア団体、「泉北レモンの街ストーリー」とコラボし作られたもの。
収穫の多い年は、レモン収穫イベントが開かれるそうです。
今年は収穫イベントは行いませんでしたが、ちょうど収穫したばかりのレモンがあったので、一緒にぱしゃり。
来年はよりたくさんのレモンが実りますように…!
茶山台団地では、まだまだたくさんの取り組みが行われています。
引き続き中編でも茶山台団地の魅力をレポートしますので、ぜひご覧ください!