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special
by nakayama

おかたづけのコツ、学びました! ~無理なく・無駄なく・楽しく整う暮らし~

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2025年7月15日、豊中市にあるOPH新千里南町の集会所にて、株式会社ダスキン様のご協力のもと、入居者の皆さまを対象とした「おかたづけセミナー」を開催しました。
ご参加の入居者の皆さまには、日々の暮らしをより快適にするための“おかたづけの知識と実践”について学んでいただきました。
生活環境を整えることは、単に部屋がきれいになるだけでなく、健康や安全、さらには心のゆとりにもつながる大切な習慣です。

転倒防止にもつながる「おかたづけ」

ダスキン様の講師の方からまず紹介されたのは、「おかたづけの基本」と「動線の重要性」。
部屋が散らかっていると、つまずきや転倒のリスクが高まります。特に居室・寝室での転倒事故が多く発生しているというデータを交えながら、動線を確保し、物の配置を見直すことの大切さを丁寧に解説いただきました。

「整理・整頓・かたづけ・収納」の違いを明確にし、使う物・使わない物・判断に迷う物を仕分けする方法や、腰痛予防に配慮した収納場所の工夫など、すぐに実践できる内容が盛りだくさんでした。
特に、「物の住所(定位置)」を決めることの大切さや、「使ったら戻す」の意識が習慣化されることで、部屋が自然と整っていく仕組みに、参加者も深くうなずいておられました。

快適な収納と生活動線のヒント

セミナーでは、次のような「かたづけの5つのポイント」も紹介されました。
1.物を持つ基準をつくる
2.「不用品」を取り除く
3.置く“場所”を決める
4.“入れ方”を決める
5.整った空間を維持する

特に印象的だったのは、片づけをする際に「物を取り出すまでにどれだけの動作があるか」に注目すること。
腰を曲げる姿勢や高いところへの収納が、体への負担や事故につながることがあるため、よく使う物ほど「取り出しやすさ」を重視する収納の工夫が勧められました。

また、収納は「空間を埋めること」ではなく、「余白をつくること」が重要とのお話もありました。
ぎっしり詰まった収納より、ゆとりのある収納の方が出し入れもしやすく、使いやすさが格段にアップします。

掃除と片付け、同時進行はNG?

「掃除」と「片づけ」は、実は別の作業。
掃除中に片づけを始めると時間がかかる上、思うように進まない…という経験はありませんか?
まずは「片づけ」で物をどかし、動線を確保してから掃除を行うと、効率よく、より安全にお部屋を整えることができます。
講師からは「“ついで掃除”を習慣に」「朝一そうじで効率UP」など、綺麗をキープするためのヒントも伝授。
ホコリや汚れは時間が経つほど落としにくくなるため、「軽いうちに落とす」が鉄則とのことでした。

さらに、掃除する場所の材質に応じた洗剤や道具の使い分けもポイントとして紹介されました。
水滴を落として吸い込むかどうかで素材を見極めたり、中性洗剤から始めてみることで、素材を傷めずに安心して掃除ができるという話に、参加者の皆さんも興味津々でした。

和やかなセミナーの雰囲気

セミナー中は終始、和やかな雰囲気が流れていました。
講師の方が実体験を交えながら話してくださったことで、参加者の皆さんも「わかる、うちも同じです!」と頷きながら耳を傾けていました。

「どこから手をつけたらいいかわからない時は、まずは“目につく場所から5分だけ”」といった、小さく始めるアドバイスや、「完璧を目指すのではなく、“できた自分”をほめてあげることが大事です」との言葉に、参加者の表情がふっと和らいだのが印象的でした。

お家に大量の写真がある、という入居者の方は、写真の整理の仕方を質問されていました。
「思い入れがある写真だけ数枚残して、思い切って捨てるという方法もありますし、データ化して保存してくれるような業者もありますよ」とのこと。
また、家族の写真は、「よく見ると親の職場の方など、知らない人の写真が紛れていることもあるので、そういったものは捨ててしまうと、一気に量が減りますね」とのアドバイスもありました。

使わない食器なども、「箱に入って、種類が揃っているものはリサイクルショップで売れるものもありますよ」とのこと。
フリマサイトなどで売ってみるのもいいかもしれませんね。

参加者の皆さん同士で、収納の工夫や「捨てられない思い出」との向き合い方など、活発な意見交換が行われ、学びと気づきにあふれた時間となりました。

参加された方からは、
「収納場所を見直してみようと思った」
「家族と一緒に整理を進めたい」
「今日から20分だけ、楽しく片づけを習慣にしてみます!」
といった前向きな感想が寄せられました。

おかたづけは、毎日少しずつでも続けることで、暮らしの中に自然と定着していきます。
今回のセミナーは、そうした「習慣化の一歩」を踏み出す、温かい後押しとなったようです。

最後に

日々の暮らしの中で、おかたづけや掃除を“無理なく・無駄なく・楽しく”取り入れることは、自分自身の体にも、住まいの快適さにも、そして家族の笑顔にもつながります。
今回のセミナーをきっかけに、入居者の皆さまの生活がより健やかで心地よいものになりますように。

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