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special
by tsujimoto

プロに教わる、暮らしに生かすスマホ撮影術 ~すぐに使える3つのコツでSNSに載せたくなる写真が撮れる!~

現代の生活にかかせないスマートフォン。どんどん性能がアップし、デジタルカメラにも勝るカメラ機能を持つ機種も増えてきました。その機能はなんと、大ヒット映画の撮影にも使用されるほど。
身近だけどすごいアイテム、スマートフォンのカメラを活用して、毎日の暮らしをアップデートしてみませんか。
ちょっとした暮らしの一場面、旅先での思い出を心だけでなくデータにも美しく残しましょう。

今回は、スマリオの三原台団地に住むMさんと一緒に、ドローンフォトグラファーのしょうこむさんから、「3つの撮影テクニック」を学びます。

風景も動物も人物も全て綺麗に撮りたい!

しょうこむさんはドローンスクールの講師業や、ウェディング撮影等も含むロケーションカメラマンとして活動しています。
趣味の旅行では主にスマホを駆使して撮影をしているそう。
Mさんは「スマホで子どもの写真は撮るけれど、ちょっと自信はないです」と不安そうですが、その分伸びしろがあるということ。

そんなMさんにしょうこむさんから基本のレクチャー。

しょうこむさん
ちょっとしたことですが、撮影前にはカメラのレンズを必ずふいてください。 汚れたままだとせっかくの写真がかすんでしまいます。 それから、カメラを起動したまま画角を探したり、動く被写体のタイミングを狙ったり、根気よく素敵な瞬間を収めてくださいね。

手持ちのスマホのレンズを拭いて準備万端!早速実践です。
撮影場所は、三原台団地を含むスマリオの団地が多く建つ、泉北ニュータウンからほど近いところにある「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘(※)」。
四季折々の自然とのびのび暮らす動物たちに触れ合える癒しのスポットで、子どもたちの遊びと学びの場にもぴったり。動く動物に美しい自然、そして生き生きとした人物。どの写真も映えますね。
本企画にも快く協力してくださいました。

その1 まっすぐ撮れば綺麗に見える!その方法とは

ハーベストの丘の看板動物のひとつ、元気いっぱいに暮らしている羊たち。Mさんの娘さんもお気に入りです。

広々とした景色や自然の中にいるような風景を撮りたいときは、どうすればよいのでしょうか。

まずは自然の景色を活かすために柵や建物などが入らない画角を探します。
人工物をいれないようにすることで、写真に統一感がでて、自然の美しさを前面にアピールする写真ができますよ。
あるいは、屋根や柱を額縁のようにあえて入れるのも一つのアイデア。
上級者感のある写真に仕上がります。

ここで1つめのポイント!

しょうこむさん
グリッド(補助線)を使って直線部分を水平にしましょう。

建物を含めた構造物や地平線が入る写真を撮るときは、グリッドを表示させて直線部分がまっすぐに写っているか確認。
まっすぐに撮るのは意外と難しいもの。これができているだけで写真のバランスが良くなります。

グリッドはiPhoneの場合、設定→カメラから表示できますよ。

また、機種によっては水準器の機能を持つものもあり、水平な写真を撮るのに活躍します。

その2 「迫力アップ・かわいく・脚を長く」全部叶える撮影術

春を迎える頃のハーベストの丘では菜の花が満開。
一面が美しい黄色に染まります。
まっすぐに伸びる花をイキイキと見せるには、カメラレンズの位置が重要。
しゃがみながら、空を仰ぐような角度でスマホを逆さにして構えます。

地面が写らず、空も大きく入った広がりのある構図に。迫力のある写真に仕上がります。

さらに、スマホを逆さに持つ技は、小さい子どもや動物を撮るときにも効果的。
目線が合うようなかわいい写真に仕上がります。
大人を撮る時も、全身の写真であればスマホを逆さにして撮るほうが脚長効果が出ますよ。

しょうこむさん
スマホを逆さに持つことで写真の雰囲気が変わります!

その3 被写体の〝エモさ〟を引き出す

何とも言えないけどなんだか良い!そんなエモさのある写真も撮ってみたい、そんな時はどうすればいいんでしょうか。
ハーベストの丘にはまさにエモい、懐かしさのあるレトロな観覧車が。

しょうこむさん
このような景色をエモくかわいく撮るコツは、券売機や案内表示などの〝リアル〟を写し込まないこと。

被写体の一部を切り取って撮影することで、エモーショナルな演出ができます。
できれば、望遠で撮るのがオススメ。さまざまな場面で応用できる画角です。

全体を写した事例と比較。余計なものが写りこむと現実的な写真に。
また、一つ目のコツとしてご紹介したグリッドも合わせて活用することで不自然な傾きをなくすことができました。

いかがでしたでしょうか。
一緒に撮影を練習したMさんからは、「アングルを工夫するだけでこんな写真が撮れるんですね!スマホを上下逆さまに持つことや、自分では考えつかないようなアングルなど、驚きと発見がいっぱいでした」と嬉しい感想をいただきました。
いずれも今日からでも使えるコツばかりなので、皆さんも是非生かしてみてください。

この記事は入居者向け広報誌「すまいる」2024年春19号の特集としてご紹介しています。
バックナンバーも公開していますので、今公社賃貸住宅スマリオにお住まいの方も、住んでみようかな?と思っている方も是非見てみてくださいね。

≪すまいるバックナンバーページURL≫
https://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/information/magazine.html

(※) 堺・緑のミュージアム ハーベストの丘
堺市南区鉢ヶ峯寺2405-1
℡072-296-9911 https://farm.or.jp/