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by ちで。

団地暮らしの掃除の悩み 、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決! 【室内の黒カビ・換気扇周り・エアコン】後編

前編に引き続き、お掃除で有名な 株式会社ダスキンの掃除のプロフェッショナルである「サービスマスター」の佐藤さんにご協力いただき、掃除の悩み解決法をご紹介します。

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決!【黒カビ・換気扇周り・エアコン】前編 はこちら

▼ 参考: ダスキンの『壁・キッチンの黒カビ撃退法』の過去記事はこちら

キッチンの換気扇周りの意外な汚れ

団地ならではの「壁付けタイプの小型換気扇」のお掃除についても、佐藤さんからアドバイス。

まずは、必ず電源を抜いてから掃除を始めましょう。

このタイプ、表は綺麗でも裏側(外側)の通気口部分が汚れていると吸い込み量が弱くなったりするそうで、小まめに外して掃除をするといいそうです。


換気扇から少し離れたところに設置された、壁掛け時計。
「この裏側にまで油汚れが飛び散ってきますよ」と、佐藤さん。

綺麗好きのMさん、まだ入居歴わずか1年ほどで、揚げ物もそれほどしていないそうですが、そんなことありえるのでしょうか…?

佐藤さんの読み通り、時計の裏の壁には、結構な量の油の飛散が現れてビックリ。

でも、大丈夫。キッチンの油汚れには、弱アルカリ性の洗剤をダスターに吹き付けて使用することで、綺麗に拭き上げることができますよ。

換気扇が汚れやすいのは、揚げ物でなく野菜炒め?!

揚げ物もそれほどしていないMさんにとって、不可解な油汚れ。
皆さんも「換気扇が汚れる=揚げ物調理」といったイメージがありませんか?

油汚れが広がっていた意外な理由を佐藤さんが教えてくれました。

じつは、より油汚れが広がりやすいのは、揚げ物ではなく “炒め物” なんだそう。

炒め物は揚げ物に比べて調理に使用する油量が少ないので、油汚れの原因につながっているとは驚きですよね。
揚げ物よりも炒め物の方が水分を多く含むため、蒸気に乗って油が周辺に広がりやすいということなのだそう。

そしてさらに、汚れたままの換気扇を使い続けると、換気扇としては外に吸い出す機能が果たせず、油を含んだ空気が室内に留まり、周辺に油汚れが飛散拡大していく悪循環になってしまうそうです。

換気扇は小まめに掃除することが大切なのですね。

換気扇の掃除には「厚手のゴム手袋」を折り返し

プロが実際に行う換気扇の油汚れ掃除について、教えていただきました。

しつこい油汚れには、アルカリ性の洗剤を使用します。
アルカリ性の洗剤は皮膚が荒れやすいので、必ず厚手のゴム手袋を着用しましょう。

その際、洗剤が液垂れして衣類に付着するのを防ぐため、ゴム手袋の袖口は外側に折り返すのがポイントです。

油汚れは泡で吸着して、すっきり落とす

ここでも、洗剤を直接、換気扇に吹き付けないでくださいね。
スポンジに洗剤をかけて、ギュギュギュッと複数回揉んで泡立たせてから、使用します。

換気扇でシンクを傷つけないように、ダスターや雑巾をシンクの中に敷き、その上に部品を置くといいですよ。

換気扇の大掃除は年末でなく、夏に!

油汚れは寒い時期だと固まってしまうので、年末の大掃除の時期には向いていないのだそう。

換気扇やレンジフードといった油汚れの掃除をするなら、気温の高い日がおすすめ。油汚れが柔らかくなっていて、お掃除が楽ですよ。

団地暮らしのエアコンお手入れ方法

そして、掃除のプロフェッショナルである佐藤さんの経験則から気になったのが…エアコン内部のカビ。

確かに、エアコン内部のカビは外からではわかりにくいですが、室内に黒カビが発生するほどの湿気だと、エアコン内部にもカビが発生している可能性が高いと容易に推測できますね。

しかし、エアコン内部を素人が掃除するには限界があるんだとか。
普段、自分でできるお手入れの範囲は “エアーフィルターの部分的な掃除のみ” だそう。

エアーフィルターは定期的に取り外して、お掃除しましょう。

そして、エアコンの吹き出し口からのぞくと目に見えてしまうこともある、内部のカビ。
もしも、どうしても自分で掃除をする際は、必ず電源を切ってコンセントを抜いた上で、指を入れられる範囲のみで行ってくださいね。

日常的な心掛けとしては、冷房・除湿の使用後は送風機能をしばらく運転させることだそう。
そうすることで、エアコン内部を乾燥させ、さらにエアコン本体と室温との温度差を少なくすることで結露を防ぎ、カビの繁殖を抑えることができます。

さらに、上記のフィンの部分など、内部の汚れが気になることもあるかと思います。
しかし、エアコン内部の掃除は、市販品の洗浄剤で自ら行うと故障の原因になるので、プロにお願いしましょう。
フィルター掃除だけでは除去できないエアコン内部のカビ・ホコリ・汚れは、2年に1回のクリーニングがオススメなんだとか。
プロにエアコン内部を掃除してもらうと、風速約40%UP!(※注1)熱交換比率もUP!(※注2)するそうですよ。

そして、ダスキンのエアコンクリーニングのオススメ時期は、カビが繁殖しやすい春と秋。
エアコンクリーニングは6~7月が繁忙期のため、お掃除をお願いしたくても、その時期はなかなか希望通りのスケジュールが取りにくい場合もみられるそう。

上手にプロの掃除を取り入れて、より快適な暮らしにつなげたいですね。

【注】
1)エアコンクリーニングを実施したお客様301名のデータ平均(ダスキン調べ)
2)地方独立行政法人・大阪府立産業技術総合研究(受託24003)の結果より。  
  家庭用壁掛けタイプ(フィルター自動お掃除機能付は除く)にて測定。

団地暮らしに役立つ、ダスキンさんのお掃除の知恵、いかがでしたか?
ぜひアドバイスを参考にして、快適な団地暮らしをお楽しみください。

▼ ダスキンのお掃除ノウハウが詰まった「おそうじ大辞典」はこちら

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