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by ちで。

団地暮らしの掃除の悩み、 ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決! 【浴室掃除&ホースの黒カビ・室内掃除】前編

今回も、引き続き、お掃除で有名な株式会社ダスキンの掃除のプロフェッショナルである「サービスマスター」の佐藤さんにご協力いただき、掃除の悩み解決法をご紹介します。

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決!【黒カビ・換気扇周り・エアコン】前編 はこちら

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決!【黒カビ・換気扇周り・エアコン】後編 はこちら

▼ 参考: ㈱ダスキンの『壁・キッチンの黒カビ撃退法』の過去記事はこちら

団地暮らしの「浴室掃除の悩み」

今回は、スマリオの団地暮らし歴5年のFさん宅にお邪魔しました。

Fさんはご夫婦ともに綺麗好きで、お掃除も日頃からマメに心がけているそう。
それでも、築年数の古い団地のお風呂掃除は、どう対応していいかわからないのでプロの目線で教えてほしいという、ご相談です。

「浴室の壁が塗装なのは、団地ならではの感じですね。さらに、浴槽の下や左右などに手の届かない隙間があるので、このタイプだと、一般的なご家庭の浴室より掃除が難しいのは仕方ないと思います」と佐藤さん。

お掃除のプロの佐藤さんでも、浴槽を外すことができないので手の届く範囲の掃除に限られてしまうということですが、それは致し方ないですね。
そんな掃除しづらい団地の浴室掃除について、佐藤さんに教えていただきましょう。

浴室の赤カビ掃除


写真ではわかりづらいですが、浴室壁の溝に赤カビが。
ベテランの佐藤さん、見ただけで取れるカビか、取れにくい難しいケースかどうかがわかるそう。

今回はプロ用のジェルタイプのカビ取り剤を使用します。
ジェルのいいところは、薬剤が流れにくく、ゴム目地・パッキンなどの細かな場所のカビ取りに向いているところ。

カビ取り剤をカビに浸透させるため、このままの状態で30分~1時間放置します。


時間を置くことで、カビ取り剤がカビに浸透して、赤い色を漂白してくれます。

放置した後に、シャワーでサッとカビ取り剤を流しても、溝の部分はカビ取り剤が残ってしまいがちです。


水で流しても残った部分は、お掃除用のブラシなどを使い、しっかりと取り除きましょう。

そして、ジェル状カビ取り剤は滞留しやすいため、仕上げにしっかりと、ダスターで水拭きをします。


すっきりと赤カビが綺麗にとれました!

今回はジェル状のカビ取り剤を使用しましたが、液体のカビ取り剤を使用する場合は、ティッシュでこより状に折り、溝にこよりを入れてカビ取り剤を染み込ませ、上から食品用ラップでパックするといいそうです。

ゴム目地・パッキンの黒カビ掃除


写真ではわかりづらいですが、浴槽奥の幅広いパッキン部分に黒カビが。
こんなにも幅広いパッキン部分も団地ならではかもしれません。


「気になっても、こすらないでください。こするとパッキンが取れる可能性があります。カビ取り剤はこする必要がなく、科学的な力でカビを落とすもの。塗布したら時間をおいて水で流すだけでいいんです」と佐藤さん。

まずは、先ほどの赤カビと同じくプロ用のジェルタイプのカビ取り剤を使用して、しばらく放置しましたが、今回は残念ながら、あまり効果がみられませんでした。

そこで、プロの次の手。より強力なプロ用のカビ取り剤を使用します。

強力なカビ取り剤は刺激臭もあり、吸い込むと危険です。
窓を開けて換気をしっかり行い、目を保護するためにゴーグルも装着しましょう。


手間はかかりますが、ハケを使ってカビ取り剤をカビに塗布していきます。


このように食品用ラップでカビにパックをして、またしばらく放置です。

今回のように、カビは一筋縄ではいかない場合も。
その場合は、上記の工程を何度か繰り返してみてください。
1度でダメでも2~3度繰り返すことで効果が現れてくることも多いのだとか。

規定時間通り放置したら、食品用ラップを外し、カビ取り剤を水で流して、ダスターで水分を拭きとりましょう。


プロの技で、頑固な黒カビもスッキリ綺麗に落とすことができました!

毎日のお風呂掃除のポイント

ダスキンさんのプロの技でスッキリ綺麗になった浴室。
この綺麗を保つために、毎日のお風呂掃除のポイントを佐藤さんに教えていただきました。

「毎日、しっかりとお掃除するのは大変ですよね。お風呂掃除にはポイントがあります。腰から下の高さの部分のみ、毎日の小まめな掃除を心掛けてみてください。体や髪を洗った石けんカスなどの汚れは、下の部分にたまる傾向があり、これがカビの栄養になりやすいんです。天井の拭き掃除は時々で大丈夫ですよ」と佐藤さん。

プロの洗剤や掃除道具でなくとも、市販の浴室用洗剤でも、毎日のお掃除できれいを保てるそうです。
しかしながら、カビの色がゴム目地やパッキンなどの素材に染み込んでしまうと、プロでも綺麗にするのは難しくなってきます。


絶対に水分がかかってしまう場所は予防が難しいので、面倒でもカビのリスクを下げるには、普段から水分を拭き、浴室を早く乾燥させることが大切です。

また、防災や洗濯のため、残り湯をためておく場合もあるかと思いますが、湿気のたまりやすい団地の浴室では、あまりおススメできないということも教えてくれました。
どうしても残り湯をためておく場合は、必ず浴槽にフタをしましょう。

佐藤さんに団地暮らしの「ホースの黒カビ・室内掃除」のお掃除についても教えていただきました。
続きは 後編記事 をご覧ください。
団地暮らしの掃除の悩み、 ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決! 【浴室掃除&ホースの黒カビ・室内掃除】後編はこちら

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