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by たかみー

公社賃貸住宅SMALIO 8年ぶりの新築物件!~プロジェクトを支えた担当者に熱い想いを聞いてみたvol.2~

 公社では、団地の特性・耐震性に応じて団地の建て替えや耐震改修、住戸リノベーション等を実施しています。今回、8年ぶりとなった建て替え団地「OPH石橋テラス」(池田市)と「OPH長瀬さくらテラス」(東大阪市)が、今年の春に完成。長期にわたるプロジェクトを支えた担当者に熱い想いを聞いてみました。

 

Vol.2 事業推進課 大井さん

 

緊急事態宣言下での追い込み

 昨年(2020年)4月の異動で、事業推進課の配属となった大井さん。着工まで 3カ月の『OPH長瀬さくらテラス』の設計図を完成させることが最初のミッションでした。「ちょうど 1回目の緊急事態宣言が発令されたころ、この設計を担当することになりました。毎日顔を合わせての打ち合わせができなかったり、社内に長時間いられなかったり、さまざまな制約がある中でのスタートでした。私自身、建て替えの設計を担当することが初めてで、手探りの部分も多かったのですが、同じような内容で先行して進められていた『OPH石橋テラス(池田市)』と共に検討を重ね、当初の予定通りに進められて本当に良かったです」。

新しい生活様式にも対応した設備

 「団地の設備を決めたのは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための商品が少しずつ出始めたころでした。設計終盤にコロナ禍になったのですが、急きょ“withコロナ” に適応した間取りや設備導入を検討しました。人やモノとの接触をなるべく減らすことが感染症予防対策になるということで、非接触キーを採用しました。そのキーはエントランスのインターホン設備や宅配ボックス、エレベーターで使用することができ、事例が少ない中で導入を決めましたが、その後、感染症の広がりを目の当たりにし、あの時の選択は間違っていなかったと確信できました」。他にも、宅配業者と接触せずに荷物が受け取れる宅配ボックスの設置やリモートワークも視野に入れた無料で利用できるWi-Fiの設置と、公社初の設備も整います。 
 設計のほかに、外壁やエントランスの内装なども担当した大井さん。「これだけ大きい建物の色を決めることは随分ドキドキしましたね。ですが、地域の雰囲気や町並みにしっくりとなじむよう、調和を考えて選択しました。エントランスは、疲れて帰宅しても温かく迎え入れてくれるような、そんな雰囲気を大切にしました。高級感があって、分譲マンションみたい!と入居者の皆さんに喜んでいただけて本当にうれしいです」。

ボタンに触れず開錠できるオートロックシステム

宅配ボックス

大井さんがデザインした銘板

 

希薄になりがちな近隣関係を大切に

 最近は、隣に住む人の顔さえ知らないことも少なくないといわれていますが、大井さんは「この土地で長年培ってきたお隣同士の絆をこれからも大切にしてほしい」と切に願います。特に、この団地に暮らす人たちのつながりの強さを感じ、共用スペースの充実にこだわりました。集会所はもちろん、植栽やベンチなど集える空間の演出にも力を入れました。また、団地の南側にある、シンボルである大きな桜の木も生かし、将来的には公園として整備される予定です。

貴重な経験を次に生かす

 わずか数カ月ほど前には予想もできなかったことが次々と起こり、生活の変化を強いられる中で生まれた『OPH石橋テラス』と『OPH長瀬さくらテラス』。今は公社初の設備を多く備えていますが、これがスタンダードになる日は近いかもしれません。既に次の案件に取りかかる大井さんは、「リモートワークにも対応した間取りなど新しいことを取り入れていきたい」と意欲を見せてくれました。入居者の皆さんのうれしい顔が見られることが最高のやりがいと、最高の笑顔で締めくくってくれました。

Vol.1 整備推進課 高橋さん

 

▽OPH石橋テラス


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▽OPH長瀬さくらテラス


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