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special
by nakayama

お掃除のプロから直接学ぶ! ~ダスキンの初リアルイベント「団地でお掃除セミナー」~

大阪メトロ御堂筋線、新金岡駅下車徒歩約3分のスマリオOPH新金岡。
こちらの集会所で、お掃除のプロである株式会社ダスキンさんをお招きしたリアルイベント、「お掃除セミナー」が開催されました。

こちらのdanchi diningにこれまでも登場していただいているダスキンさんですが、今回初めてとなる住民さんを集めてのリアルイベント。セミナーの内容や当日の様子をご紹介します!

【過去の(株)ダスキンさんコラボ記事はこちら】

▼ 団地の結露によるカビのお悩みを解決 お掃除のプロに聞く!壁・キッチンの黒カビ撃退法

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決!【室内の黒カビ・換気扇周り・エアコン】前編

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決!【黒カビ・換気扇周り・エアコン】後編

団地暮らしの掃除の悩み、 ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決! 【浴室掃除&ホースの黒カビ・室内掃除】前編

▼ 団地暮らしの掃除の悩み、 ダスキンのお掃除のプロがスパッと解決! 【浴室掃除&ホースの黒カビ・室内掃除】後編

意外と知らない?掃除の基礎をレクチャー

当日は平日の開催でしたが、15名ほどの入居者の方が集まってくださいました。
なんでも基本からということで、ダスキンさんから掃除の基礎をしっかりレクチャー。
まずは「家庭内のハウスダストの効果的な減らし方」についてお話いただきます。

『ハウスダスト』とは、家の中にあるホコリのことで、だいたい1mm以下のものを指します。
掃除をすれば家の中のハウスダストを減らすことができますよね!

では、ホコリはなぜ生まれるのでしょうか?
実は、服を着る、たたむ、という動作だけでも目に見えないホコリが生まれ、舞い散っているのです。
換気をした際にも、外から目に見えない土埃、排気ガス、花粉などが家の中に入ってきてしまいます。
これがホコリとして家の中に蓄積されていくのです。このように毎日発生しているホコリ。
朝掃除しても、夕方には床にホコリが…なんてこともありますよね。
ホコリが床にたまるのは、家に人がいない時や寝ている時。
そのため、掃除するタイミングとしては、朝一番は大正解!

でも、実は掃除のときにもホコリは舞い上がってしまい、それが落ちてくるまでに8~9時間もかかります。

なので、朝掃除しても夕方には床にホコリがたまってしまうのですね。
ホコリが落ちてくるタイミングに合わせることで、効率よくホコリを減らすことができますよ。

さらに、ホコリはカーテンレールの上や、意外と壁などにもくっついてたまりがちです。
普段から掃除するのは難しくても、定期的に掃除することで、ホコリがたまりにくくなりますので、ぜひ実践してみてください。また、ホコリはどんどん変化します。
はじめは掃き掃除やはたきでとれるホコリでも、油汚れの吸着等で、時間の経過とともに取り除きづらくなるので、ふわふわして軽い間に可能な限り取り除きましょう。

ホコリがこびりつく前に、モップでホコリを取り除きながらゴミを集めてきて、集めたゴミを掃除機で丁寧にゆっくり吸い取り、仕上げに水拭きをするのが、正しい掃除方法。

ここで実験タイム。2つのホコリを入れたカップの各々にダスキンの赤いモップと市販の一般的なモップを入れて振ってみると…赤いダスキンのモップを入れたカップの方は、ゴミを吸着して透明になっています。

手軽にお掃除ができるモップ、ダスキンの商品は、ゴミを離さないやさしい成分の吸着剤がついているので、市販のものよりキレイになるそうです。
モップの種類1つでもこんなに変わるものなんですね!
参加していた入居者の方からも感心の声が上がっていました。

また、掃除機をかけるときは、ゆっくりかけると棚の隙間などの奥の奥に潜むホコリまで吸い取ることができるんです。
ゆっくりかければかけるほど、効果的なのだとか。

さらに、換気も大切。
部屋の中に入口と出口を作って、空気の流れが生まれるようにします。
できるだけ対角線上の位置にすると、より効率良く換気ができますよ。
特にお掃除後は、2か所以上の窓を開け、換気扇などを使って、ホコリを伴った空気を外へ追い出しましょう。
花粉の飛散時期は、換気の時間を20~30分など最小限にとどめて大丈夫です。空気清浄機もホコリが確実に減って効果的です。お掃除の頻度に差が出てきたり、アレルギー症状が緩和される方もいるそうです。
とっても便利な空気清浄機ですが、フィルターが汚れていたら効果が激減してしまうので、フィルター掃除は小まめに行うようにしましょう。

片付けと材質チェックでお掃除効率アップ!

続いてのテーマは「片付けと掃除のポイント」。

「片付け」と「掃除」は同時にできる気がしませんか?
実は「片付け」と「お掃除」は全くの別もので同時には効率的にできないのです。
「掃除」しながら邪魔な物を移動させる「片付け」をしていると、結構時間がかかってしまうもの。
また、物に足をとられて、転倒などの危険が伴うことも。
そのため、まずは「片付け」を行い、しっかり動線を確保してから、「掃除」を行うのが効果的なのです。

とはいえ、物が多い場合、整理するのは大変ですよね。
そんな時は、一旦、「使う物(いるもの)」・「すぐ使わない物」を入れる箱などをそれぞれ用意して、整理したい物を分けてしまいましょう。
悩んで進まなくなってしまう場合は、「考え中」の箱もつくると作業がはかどります。
「考え中」に収納したものは、1年以上使わないなら、それは必要のないものかもしれません。もう一度見直してみましょう。「使う物」はしまう場所を考えないといけないのですが、普段の生活でよく使うものは取り出したり、しまうまでの動線が少ない方が断然楽かつ効率的です。
物を片付ける際は、動線を意識して収納を考えてみましょう。

続いて、はじめにもご紹介したとおり、汚れはため込まないで、軽いうちに落とすことが掃除のコツです。
軽いうちに落としてしまえば、強力な洗剤なども不要ですよね。
掃除する際は、大事なものを傷つけたり、効率が悪くなったりしないよう、掃除する部分の材質チェックもしてみてください。
チェック方法は、色々ありますが、水や洗剤が使えるかどうかは、掃除しようとする面に水滴を落とせばわかりますよ。落とした水滴をすっと吸い込めば、水や洗剤は使えない素材なんです。
水や洗剤を誤って使用してしまうと、変色したり、色がはげてしまったりすることも。
洗剤や道具の特徴を知って、上手に使いこなすことが大切です。

掃除する部分の材質を確認したら、ぜひ洗剤の液性にも注目してください。
酸性は石鹸カスや湯垢など、人間の身体から出てきた汚れに強く、アルカリ性は油汚れなどキッチン周りの汚れに強いのです。
汚れに対する特徴を知って使用することで、より効果的に掃除を進められます。
ただ、中性の洗剤も、最近は優秀な物が多く、中性のものでも汚れが十分に落ちる場合も多いので、まずは優しい中性洗剤を使ってくださいね

プロが実演!キッチン回りをピカピカに

最後に、キッチン回りのお掃除方法について、実際のお部屋で実演いただきました。

まずはシンクから。シンクは1枚の板を伸ばして作られているそうで、「目」があるんです。実演したお部屋のシンクの「目」の向きは蛇口に向かって横向き。
この「目」に沿ってスポンジで擦ると汚れが落ちやすいので、掃除のときには意識してみてくださいね。

次に落としにくいレンジフードのフィルターやコンロの五徳の汚れ。
酸素系漂白剤と台所の中性洗剤を40~50℃くらいの少し熱めのお湯で溶かした溶液の中に、15~20分ほど浸けておくと、汚れが取れやすくなるそうです。洗剤のパワーを活かして楽に掃除できるんですよ。(注:手袋は必ず着用しましょう!)
取り出した後にこびりついている汚れは、スポンジやブラシで擦るときれいに落ちます。

実演していただいたのは修繕等を終えた、きれいな空き部屋だったのですが、ダスキンのモップで床をお掃除してみると、たくさんのホコリを吸着していました・・・
人が活動していない間に、舞い上がってしまっていたホコリが落ちてたまっていたのですね。

お掃除する際に気を付けたいポイントをたくさん教えてくださった、今回のお掃除セミナー。
「なかなか思うように片付かない、綺麗にならない」等の参加者の声もありましたが、できるところから少しずつ実践して、綺麗なお部屋をキープしたいですね。


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